起業してから、仕事に育児に家事にと奮闘してきたTさん。事業もようやく軌道に乗り始めて、今後の見通しも立つようになった。
このまま自分の目標・理想通りに事業を展開出来れば収入も増え、協力的では無い夫と対等になれる。
そうなれば夫に文句を言われることもなくなるだろうと思うと、収入が十分に無い今を歯がゆく感じるTさん。
まだ目標に達していない現状を、どう乗り切ればよいでしょうか?
現状のカードは愚者の逆。
理想・目標をしっかりと見定め、人生を歩んでいる姿が逆になっています。
「事業を成功させて収入を増やして夫と対等になる」という目標は、Tさんの目指すべき姿では無いようです。
経緯のカードは教皇。
Tさんは、カードの下でかしずいている2人の人物が気になります。Tさんの2人の子どもが父親を見上げています。父親としての役割をTさんの夫はしっかりと果たしてくれているようです。
展望のカードはⅩⅢの逆。
このままでは離婚する可能性もある…と考えてしまうTさん。
カードは逆なので、離婚すべきではありません。
切羽詰まった状況になってしまう前に、対策を講じる必要があります。
現状の対策カードはⅦ。
Tさんは目配せしている右側の馬に目が行きます。
「こうすれば良いよ…」右の馬は左の馬に言っているのに、左の馬は全く気にせず進もうとしています。
このまま2頭の馬が別の方向に進もうとしていては、馬車は前に進みません。
Tさんは気がつきます。
夫が家にいる少しの時間、夫を気にかけるようにしていれば、夫の機嫌は良いのです。仕事や用事が気になって、その短い時間さえもったいないと感じてしまうのです。
心の奥底では「夫のことを大切にすると良い」とわかっていながら、目の前の雑務に気を取られてしまうTさん。
右の馬は、Tさんの心の奥底の声です。
その声を聞いて夫との時間を大切にしていくと、状況は良い方向に大きく前進するでしょう。
Ⅶの注目カードはⅥ。
Tさんは右端の控えめな女性が気になります。
この女性の態度は、Tさんの取るべき態度のようです。
家庭がうまく行っていないと、夫は別の女性に目が向くのでは、と心配もしているTさん。
このカードを見ていると、中央にいる夫が左側の女性に例え目が向いたとしても、結局は夫を支える控えめな女性に天使が味方してくれるようにTさんは感じます。
ⅩⅢの対策カードはⅩⅡ。
離婚などは考えないで。というカードが出ました。
Tさんは、夫と子ども、3人の子どもがいるようだと感じておられるようですが、だんなさまは父親の役割をきちんと果たしてくれているようです。
思春期を迎えつつある子どもにとって、父親の存在は必要不可欠です。
Tさんは「収入を増やして夫と対等になりたい」と考えていましたが、対等になることと、妻の役割を果たすことは、また別の話です。
夫が、父親の役割を気持ち良く果たせるように、妻として心配りをするようにしていくと、現状を歯がゆく思う気持ちも薄らいでいき、結果的に事業もうまく行くことでしょう。
アドバイス・カードはⅩⅧ。
母性を表すカードです。
家庭の安定があってこそ、事業での成功を心から喜ぶことができます。
Tさんは、妻として母として家庭を切り盛りし、日常生活を大切にした上で仕事をしていくように心がけて行くと良いでしょう。
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